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デジタル・データを遺す

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最終更新日:2008/10/30

すでに現時点でも、知的活動の成果はかなりの部分がデジタル化されるようになっているはずです。この流れは進むことはあっても後戻りすることはないでしょう。従って、デジタル化された知的産物というのも、有力な「遺産」の一つとなります。

デジタル化された情報の優れているところは、何といっても検索と再利用が容易であること。大量の情報や知を、さほどのコストや労力をかけずに蓄積・活用できるようになっているのです。個人的には、活版印刷の発明・実用化に匹敵する、あるいはそれを超える文化革命につながると思っています。

難点を挙げるとすれば、規格や形式の変化、媒体の毀損によってデータが再生・編集できなくなる可能性があることです。ただその点も、かなりの部分は技術が解決してくれるのでしょう。簡便な変換・パックアップのサービスやアプリケーションのようなものによって。もちろん、大事なデータを遺すに当たってはその点への備え(複数のファイル形式での保管やパックアップなど)を自らしておかないともったいないですが。

デジタル化された知的産物の例としては、まとまった形を取り既に外部に向けて発表された文や作品はもちろん、私的な日記やメモの類も含まれます。こうしたものの中には当然、他人に公開するには差し障りのあるものや、あまりに断片的だったり一過性のことで他人に公開する価値のないものも含まれているはずです。デジタル・データを遺すことを前提にするならば、遺すもの・遺さないものを振り分けるための作業も、必須のものとなっていくのでしょう。

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