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最終更新日:2008/10/30
「最後にしたいこと」「終末期の処置」「お葬式」「お墓」以外にも、様々な「望み」があるでしょう。ここでは代表的なものをご紹介しておきます。
献体
献体とは、医学・歯学の大学における人体解剖学の教育・研究に役立たせるため、自分の遺体を無条件・無報酬で提供することをいいます。医学・歯学の学習等に使われること、無報酬の善意の行為であることがポイントです。
留意すべき点としては、本人が望んでいても家族が反対すれば献体できないこと、遺骨の返還まで数年(通常1〜2年最長3年超)かかることが挙げられます。
献体申し出の手続き
献体を申し出る場合には、各地にある献体篤志家団体または医科大学・歯科大学を通じて手続きすることになります。詳しくは、(財)日本献体協会にお問い合わせください。
臓器提供
脳死後または心停止後に臓器・組織を取り出して他人に移植するよう申し出ることができます。
提供できる臓器
臓器移植法により脳死で提供できる臓器として定められているのは、心臓、肝臓、肺、小腸、腎臓、膵臓です。また、心停止後に提供できるのは腎臓、膵臓、眼球(角膜)です。皮膚、心臓弁、血管、耳小骨、気管、骨などのいわゆる組織については、この法律で規定されてはいませんが、移植が可能であり、家族の承諾のみで提供できます。
臓器提供の手続き
臓器提供の意思を持っている人は、特別な登録をすることなく提供者になれます。各地で配布されている「臓器提供意思表示カード」または「臓器提供意思表示シール」を入手して、その旨を記入、常時携行してください。なお、この際に家族にこのことを伝え、承諾を得ておかないと、あとあとスムーズに臓器提供が進まない可能性があります。
角膜提供について
角膜については、上記の臓器提供意思カードによって提供の意思表示をすることもできますし、アイバンクに登録して献眼の意思表示をすることもできます。
エンバーミング
エンバーミングは、遺体から血液を抜き取った上で防腐剤を流し込む処置のことです。いわば遺体に内側からメークを施すわけです。遺体衛生保全と訳されます。
闘病や事故の痕を消し去ったり、葬儀をゆったりした日程で執り行うのを目的として施されることが多いようです。あと、遺体からの感染・伝染を防ぐという衛生的効果もあります。
土葬が中心の北米や北欧では、大多数の遺体にエンバーミングが施されています。一方、火葬が普遍化している我が国ではあまり普及していません。費用も決して安くないですし。ただ、上記のようなメリットがあることは確かですので、選択肢として知っておくことは損ではないでしょう。
関連リンク集
(財)日本献体協会 献体の普及や篤志家団体のサポートなどを行う団体
日本臓器移植ネットワーク 臓器移植のコーディネート機関
(財)日本アイバンク協会 角膜移植・アイバンクの普及と推進を目指す
NPO日本アイバンク運動推進協議会 アイバンクの推進
日本遺体衛生保全協会 エンバーミング事業者等による業界団体
関連本のご紹介
献体顛末記
新しい葬送の技術 エンバーミング―遺体衛生保全
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